※2024年3月7日グーグルマップリンクを追加しました。
どうも!こんにちは!きさらぎです。
今回は厳密にいえば山形の観光地ではないのですが、昨夏のお盆に行ってまいりました蔵王のお釜についてご紹介したいと思います。
●蔵王のお釜についての基本情報
蔵王連峰の中央部に位置する御釜ですが、名前の由来としてはやはりその形からのようです。
こんな形状になったのは蔵王が火山であるがゆえ、噴火によるもので、1182年に起きた噴火の時にできた火口に湧き水や雪解け水、雨水などが溜まって美しいエメラルドグリーンの湖面を作り出しています。
噴火は26回も繰り返されており、一番最近の噴火は明治28年の2月15日だそう。
真冬も真冬ですね…。
そして思わず目を奪われてしまう湖面ですが、この水は強酸性とのことで生物は生息不可。
水温は10数メートル下がると2度くらいになるそうですが、それより更に深くなると逆に水温が上がってくるんですって。
火山活動のせいなのでしょうか?
世界にも例がないそうです。
そんな不思議な御釜ですが、太陽光の当たり方で色が変化して見えるため、「五色沼」とも称されるようです。
標高は約1600m、山麓より10度程度気温が低いこともあるとのことですので、羽織ものなんかで調節できるようにしていくとよさそうです。
ちなみに山肌を歩きますので、サンダルなんて無理なのでなるべく歩きやすい履物で訪れるようにして下さい。
ケガのリスクが高まり、足元にばかり気を取られて景観を楽しめなくなりますよ。
自家用車では蔵王エコーライン(無料)、蔵王ハイライン(有料)を利用して駐車場へ向かいますが、11月初旬から4月下旬までは冬季通行止めとなります。
駐車場そばに蔵王山頂レストハウスがあり、トイレ、レストランが入っています。
さぁそれでは、わたくしが歩いた御釜周辺を紹介していきますね。
●御釜に到着する前にも感動スポットあり
どうしても「御釜」が主役に思いがちですが、その御釜に着くまえに、既に感動は始まっています。
駐車場に辿り着くまでの道中からの景色がこちら↓。
雲が!自分の目線と同じ高さ!!
きさらぎが御釜に行ったすぐあと、とある番組で御釜を訪れていた芸能人さんが、わたしと全く同じ感想を漏らしていたのには笑いました(笑)
そして、駐車場で車を降りたあと御釜へ歩いて行く途中で見える景色↓。
雲…。
眼下に雲…!
すごい。
盆地に暮らす民としては、こんなに視界が開けるのはめちゃめちゃレアです。
開放感!
●そして御釜の周りは悪路も悪路
レストハウスには目もくれず、まずは御釜を目指して突き進む。
が、そこに立ちはだかる壁…そう、それはこんな悪路。
石がゴロゴロです。
火山なんですもんね…そうですよね…。
とにかく足元見るのに忙しく、斜面なこともあり転ばないように歩くのにかなり神経を使います。
御釜周辺で見られる高山植物。↓
悪路にめげず歩き続け辿り着いた、御釜様のお姿!
うわー!これが本物の御釜!!
圧巻です!
と、感動しながら御釜の縁を時計回りに歩いて行くと、各所にこのような看板が立てられているのが目につきます。
ううむ、これは怖い…。
可能性がゼロなわけでは決してないので、やはり歩きやすい装備で行かないと、いざというとき後悔しそうです。
このときは真夏ということもあり、男女問わずサンダル姿での観光の方も多かったです。
あれでは長い距離を歩いて眺めるのは無理というもの。
足首をひねったりして怪我をしたりしないか、いらない心配を勝手にしておりました。
また、犬を連れての観光の方もいらっしゃいましたね〜。
足場も悪く坂道を歩くため自分を運ぶだけでも大変な人間たち、犬に引っ張ってもらおうとしてましたね。
気持ちはわかりますが、そのワンちゃん、あなたよりずいぶん小さいですよね…なんて思って見ておりました(笑)
そんな光景を見つつところどころで撮影を楽しみながらだいぶ歩きまして(始めに御釜の写真を撮ってから45分後)、こちらの角度までやってきました。
おおー!こちらもキレイ!!
ひぃこらひぃこら言いながら登ってきましたが、これは頑張って歩いてきたからこそ見られる景色!
肉眼で見られて感激!
せっかく来たので、まだまだ先へ行ってみたかったのですが、なにせ連れも多く(お盆だったので…)これ以上持たせるわけにもいかなかったのでここで引き返すことに。
そして帰りの道もなかなかに大変…。
連れの待つレストハウスになっかなかたどり着かないんだわ…。
●御釜そばには蔵王刈田嶺神社奥宮
で、やっとの思いでレストハウスに着きましたら。
連れのうちの2名が、神社へお参りしに行っているとのこと。
時刻は既にお昼を過ぎておりましたが、私達も神社へ行きたかったので追いかけることに。
と、この坂道を登り始めたときに早くもその2人とすれ違ってしまいました…。
が、そのまま神社へ向かいます。
御朱印も頂きたい!
この写真の中央に見えるのが、神社の建物です。
神社の授与所に並ぶ人の列。
神社側から眺める御釜。
こんな風にあっというまに雲の中に入ってしまったりします。
神社の建つ場所は刈田岳というところ。
様々な碑などが建っていました。
↑蔵王刈田嶺神社奥宮の鳥居。
まずは参拝を済ませました。
お参りはさほど待たずスムーズにできました。
授与所の行列に並びながら1枚。
看板の左下に展望台が見えるのですが、残念ながら時間がなくてこちらからは眺めずに来てしまいました。
右手の授与所でお守りや御朱印を頂くことができます。
御朱印は書き置きではなくその場で書いてくたさっていたようで、そのため行列ができていたようです。
担当の方がとても大変そうで、こちらの受け答えが良くなかったのか、気分を害されたようでした(申し訳ないですがそのためにこちらも気分を害しました)。
お昼もだいぶ過ぎてましたので、お一人で対応しなければならずきっと休憩もとれなくて大変な思いをされてたのかなと思うことにしています。
そのときの御朱印↓
御朱印を頂くのにだいぶしばらく並んでいたため、レストハウスで待機中の連れから「まだなのか」「早くお昼にしよう」といったLINEが何度かきてたようなのですが、なにせ電波状態が不安定で届くのに時間がかかり連絡がうまくつかないといった事態が発生(ソフトバンクです)。
御釜に来たときには連れとは離れない方がいいですね。
つくと思っている連絡がなっかなかつかず、喧嘩の元になりかねません(笑)
●下界との気温差は?
このとき御釜に行くにあたって、着るものをどうするか?という問題がありました。
ものすごく山の上なので、いくら真夏とはいえ涼しかったりするのではないかと。
なので薄手の上着を持参したのでしたが、駐車場で車を降りても「寒い」と思うほどの気温でもなく、またその後悪路を必死に歩き続けましたので、上着は全く必要なかったです。
ただ天候に恵まれると日差しはきついですので日焼け止めは必須です。
持っていって良かったと思いました。
旦那は塗らないことを選択したので、首とか真っ赤にしてましたね。
皆さん気をつけてくださいね。
●渋滞・駐車場について
今回御釜へ行くにあたって、旦那が事前に調べたところによると、午前10時頃を過ぎると渋滞にはまるという情報がありました。
なので10時までに着けるように出発したかったのですがまぁそう思い通りにはなかなかいかず、結果10時過ぎに一番初めの写真を撮れるような高さまで上っていきましたが、確かに駐車場へ入るときには直前の道路で渋滞が発生していました。
お盆というシーズン的なものもあったかと思いますが、混雑が予想されるときには早め早めの行動が大事ですね!
あとは御釜までの道中有料道路の料金所もありますので、そこでも若干渋滞が発生していました。
はい、きさらぎの御釜のレポートは以上です。
とても感動するスポットなので、ぜひ一度足を運んでみていただきたいですね。
何度も言いますが、くれぐれも足元だけはきちんとしたもので行って下さい。
お願いします。
いざというとき逃げられないですよ…(脅してどうする)。
撮影日:2023年8月13日